中国出身の評論家、石平氏は2日、産経新聞の取材に、日本維新の会(代表・吉村洋文大阪府知事)からの参院選出馬を取りやめたことを認めた。同日朝、自身のX(旧ツイッター)で、ネット上に自身への中傷誹謗(ひぼう)があふれており、家族が動揺していることを指摘していた。
石平氏はXで、「数日後に公表するつもりの案件だが、ネット上ですでに情報が出回っているので自分から発表します」「家族が動揺してパニックに陥っていることにある。家族を落ち着かせて普通の状態に戻すためには出馬を断念せざるを得ない」などと複数回ポストしていた。
さらに、「帰化人1世の国政参与に対し、保守層を含めた多くの有権者が疑問・危惧の声をあげてきている。こうした切実な危惧と疑問を無視することはできない」とも発信した。
石平氏は産経新聞に対し、「出馬断念は間違いない。本来は維新幹事長の水曜日の記者会見で発表する予定だったが、ネット上に情報が広まったため、早めにXで発表した」と語った。
産経新聞 2025/3/2 13:18
https://www.sankei.com/article/20250302-LI3MON4FQFPZRMTC3YMHLYFINU/