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INFO:
黒宮大塚弥生墳丘墓は、備後から備中の中枢部へと東流する小田川の河谷に望む尾根上に築かれた弥生時代後期半ば過ぎ、2世紀中頃から後半にかけての墳丘墓です。出土した特殊器台の型式からみて、楯築弥生墳丘墓と同世代の有力者たちが葬られていると考えられます。墳丘は32m×28mの長方形。吉備の墳丘墓の形は、円形の本体の両側に突出部が付いた楯築のイメージが強いのですが、あれは特別なものであって、デフォルトは長方形(e.g. 雲山鳥打1号、鯉喰神社、女男岩、都月坂2号などなど)で、その中では大型の部類に属します。当時の墳丘が損壊もされず、「復元」という名の加工もされず、ほぼそのままの形で残っているのは貴重といえましょう。頂部には長さ2m強の竪穴式石室が露出しています。倉敷考古館による1977年の調査では、石室内で短い割竹形木棺の痕跡が確認され、2点の玉が出土しました。剣や鏃などの鉄器をもたないことから、被葬者は女性であった可能性もあります。北側には一段低い方形のマウンドが付設されていて、木棺などの埋葬群が発見されました。年代的にも形状的にも「前方後方墳」とは呼べませんが、長方形の本体の片側に突出部が付いた姿と築造当時に認識されていた可能性は、やはり考慮すべきでしょう。井原鉄道「備中呉妹」から国道沿いに東へ徒歩10分。
黒宮大塚 弥生墳丘墓(倉敷市真備町尾崎)黒宮大塚 弥生墳丘墓(倉敷市真備町尾崎)黒宮大塚 弥生墳丘墓(倉敷市真備町尾崎)黒宮大塚 弥生墳丘墓(倉敷市真備町尾崎)
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