1愉悦部司書。NGNG
閲覧無料(笑)
(´・ω・`)yー 早い話俺の独り言(笑)LVの創作小説スレだ
何を言われようが気にしないし埋め立てしたけりゃするがいいww
2〜1000のスペースがあっても、せいぜい1レス分に書ける内容が知れてるからなぁ…
じゃ適当に開始(立ってたらな)
3(´・ω・`)おNGNG
ちゃんと携帯からはビュアデモでないと見れないようになってるな!(笑)www
ま、PCとか見れる奴等側からは特に問題は無いだろうから勝手にやらせてもらうとするか
5あずまんが大王・裏 (序章)NGNG
やさしい世界ー
落とし物が交番に届き、落とし主へちゃんと戻っていって。
拾った相手が「よかったですね」と。
返してもらった側が「ありがとう」と。
当たり前に言葉を交わせたハズの世界が。
裏返ってしまいー
誰かが落とした小銭の1枚が、いつまでも足の下に隠れたまま時間が過ぎる。
そんな、心がうすら寒い世界と入れ替わった様な錯覚を覚える世界になった、
そんなIFのあずまんがの世界
6あずまんが大王・裏 (ー1)話NGNG
美浜ちよは、確かに聞いた。
「この飛行機を〇〇するー」とした無線通信の不穏な内容を。
見れば。
確かに異国の者の姿、雰囲気。
唐突に始まった「終わりの始まり」劇。
しかし「希望」(バカ)がいたー
「要は「悪者」なんだろ?」
「叩きのめすだけなら任せろ!!」
最終的に飛行機は墜落せず大破こそしなかったものの。
修学旅行で乗った飛行機がテロリストにハイジャックされる、とした
トンデモな事態に巻き込まれたと言うのにー
[修学旅行の飛行機、不慮の事故]
だけの見出しだけが新聞の紙面に残るだけな話になっていた。
(…なによ、それ)
水原暦は。
この時言い知れない不信感を心に抱いた。また世間というものに対してさえも。
7あずまんが大王・裏 01NGNG
「よみちゃん、お待たせ〜」
「お帰り、大阪」
「あ〜やっぱりウチ、社会人になってもそう呼ばれるんやな〜…」
「ん?嫌か?」
大阪は軽く笑う。
「いや全然。よみちゃんや昔からそのあだ名知ってる人からは気にせんよ〜」
「悪い。正直本名忘れてた」
よみは小さく舌を出す。
「それはヒドいて!」
しかしつっこみながらも、大阪の顔は綻んでいた。
「な、なんだよ?ニヤニヤして!相変わらず変な奴」
「え?いや〜…まさか」
よみはあからさまにそっぽを向く。
「あのよみちゃんが彼氏持ちになっとるとはな〜て」
「いつまでも学生でもなし、私にだって好きな人がいてもいいでしょ!!」
そう。
今の水原と大阪は、既に社会人生活をしていて、よみは大原と付き合っていた。
9あずまんが大王・裏 02NGNG
二人は今、警視庁本庁舎の建物前にいた。
「それにしても…」
「榊さん、大出世やな」
「ま、出世ってのには違いないけど。なんか腑に落ちないわね」
よみは腕を組み、思案する。
「ほえ?何か変なトコ、ある?」
「うん。あんなー」
と、よみが何かを言いかけたところに件の彼氏、大山がひょっこりと現れて。
「何だ、二人ともここにいたのか」
「遅いわよ。ま、良かったけど」 「良い?」
「こっちの話。気にしないで」
(アンタの噂をしてました、てタイミングでなくて良かったわ…)
「あ、お久しぶりです、かな?え〜と…春日さん?」
それを聞いて。
「ぶっ!ええて大阪で!無理せんといてや!よみちゃん!コレ絶対仕込んだやろ?!」
大阪は盛大に吹いた。
「いやそんなベタな仕込みしないし」
「ま、まあ大阪ってあだ名の事は知ってたけど。やっぱり俺がいきなり言うのはな、てさ…」
「あんたら息ピッタリやん」
今度は少しジト目の大阪。
10あずまんが大王・裏 03NGNG
警視庁のある一室にて―
「良かったんですか、榊さん?もう少しお喋りをしててもいいかと思いましたが」
「大阪は…その、何かとやりづらい面がある」
「今の榊さんにそこまで言わせるとは…やっぱり大阪さんはブレませんね」
「今のと言う話なら「ちよちゃん」はブレ過ぎかな?」
榊が珍しく意地悪な笑顔をして、相対している女性を見た。
「まあ背も伸びて、もう別人だろ?なんてよく言われます」
「それは相手が女性で、過去の姿を知る人からならば、多分女の嫉妬も入ってるさ―」
榊は、少し間をおいて。
「美浜長官殿」
と、幾分か芝居がかった敬礼をして言った。
「もう…でもこれからは榊さんが私の上に立つんですからね?」
「ああ。特に「今回みたいな手腕」は見習わないとな」
「まだ根に持ちますか。まあ騙し討ちみたいな事をしましたが、最終的に
この地位譲渡は計画してました」
「…だからブレ過ぎだって言ったんだ」
少し寂しい表情を作る榊。
「表舞台にも、少しは顔を出しておかないと組織内でも身動きがとれなくなりますから」
そこには、あの天才少女だったちよちゃんではなく。
警察官僚のトップにあるとした自信と気品に満ちた顔の一人の女性が立っていた―
11あずまんが大王・裏 04NGNG
再び警視庁前。
「あ。そういえばよみちゃん?さっき榊さんの事何か言いかけてなかったん?」
「え?あ、うん。別にそこまで気にする程の大事じゃないんだけど…」
この二人が、榊がこの度我が国初の女性の警察庁長官に就任する運びになった
とする事は、先日TVニュースで知ったことだった。
「…やらせ?」
「うん。あ、榊さんが長官に就任する事じゃなくてね。こうした話がニュースになった
、出た事がな〜んか作られた話感が強い、て言うかさ」
よみはあの時の、ニュース映像に映っていた榊の顔を思い出す。
(アレって榊さんが学生時代よく困ってた時の顔よね…)
本能的に、そう直感した。
「ま、あんまり顔に感情の変化を見せない人だったけど」
「ふ〜ん。でも、よみちゃんにはそう見えたんやな?」
「まあね。それにスタンドプレーする人じゃなかったでしょ?」
「ああ、言われてみれば…」
そばにいた大山も、改めて今回のニュースの仰々しさに疑いを感じ始める。
「「「ちよちゃん!!!」」」
その場にいた全員でハモる。
「…なるほど」
よみも大阪も大山も、榊さんを押し上げた今回の「犯人」が誰かに確信を抱いた。
「警察の人を犯人てのもなんだか変な話やけどな」
「それだけあの二人のスペックが高いって事ね…これだから天才と超人はっ!」
歯軋りするよみ。
12あずまんが大王・裏 (夢幻/ムゲン)NGNG
(…ああ、また「あの夢」か……)
瓦礫の山。硝煙、炸裂音。
今さっきまで「生きていた」誰かの山―
(引き金を引いたのは…私か)
ならば。
この「光景」は受け入れなければ。
と、そこに―
「大丈夫か?」と
見知らぬ誰かからの声だった。
一見、その彼の顔は幼い少年のようにも見えて。
(私は…)
「もう、大丈夫」と、問いかけに答えていた。
「そうか…わかった」
「赤い外套の少年」は踵を返し、颯爽と走り去っていった。
そして。
(あ。お礼くらい言っておこう)
と。
いつの間にか私は、遠ざかる彼のその背中を「追いかけて」いた―