
埼玉県川越市にキャンパスのある東京国際大は、ウクライナから受け入れている2人の留学生について、7月までの学費と寮費を免除することを決めた。
1人あたり約100万円の支援で、13日、2人に通知した。このうち、首都キーウ(キエフ)に家族がいる女子学生(22)が取材に応じ、「心配で眠れない日々です」と苦しい思いを語った。
17歳で来日した女子学生は、外交官を目指して同大国際関係学部に進学し、現在4年生。
キーウで暮らす母と祖父母の無事はSNSで確認しているが、勉強に集中するのは難しい。
ロシアによる侵攻で「国際関係の仕事はとても考えられなくなった」とも話し、卒業後は日本での就職を考えている。
大学の支援策は同日、倉田信靖理事長が直接伝え、「安心して学んでほしい」と励ました。
状況に応じてサポートの延長も検討するという。
女子学生は「うれしいです」と笑顔も見せ、「いつかウクライナの素晴らしい文化を世界に伝える仕事に就けたらいい」と話した。
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