陸上多田 大阪のおばちゃんに囲まれタジタジ
陸上の世界選手権男子100メートル日本代表で、同400メートルリレーで日本の銅メダル獲得に貢献した
多田修平(関学大)が12日、出身地の大阪府東大阪市から市長賞詞を受けた。
同市役所で交付式に臨んだ21歳の新鋭は約300人の市民から握手攻めにあった。
今月9日の日本学生対校選手権男子100メートル決勝は、日本新記録の9秒98を出した
桐生祥秀(東洋大)に敗れ、引き立て役に回った。
「目の前で9秒台を出されて悔しい。心から燃えている。
安定して9秒台を出せるようになって、東京五輪では勝つ」と飛躍を誓った。
その直後だった。降壇するや、最前列に陣取っていた中高年の女性ファンに「キャー」と取り囲まれ、
次々に握手を求められた。「こんな大勢の人に集まってもらってびっくりした」。
日ごろは視線を感じることはあっても、声をかけられることはまれ。
この一団の突撃に触発されて観衆が群がり、「かわいいー」と黄色い声援も上がった。
6月には追い風参考ながら9秒94をマークするなど、一気に注目度が高まった多田は
「かわいいっていいんですかね? やっぱりかっこいいの方がいいかな」と笑っていた。(伊藤大介)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00000009-kobenext-spo