北朝鮮による拉致問題の解決に取り組む超党派の拉致議連や、拉致被害者家族会のメンバーらが9月中旬の訪米で調整していることが14日、分かった。複数の関係者が明らかにした。
訪米が実現すれば、今年1月のトランプ米政権発足後、初めてとなる。米政府要人らと面会し、拉致問題解決への協力を要請する。
北朝鮮が米領グアム沖へ弾道ミサイル4発を発射する計画を公表し、核・ミサイル問題で米朝間の緊張が増す中、北朝鮮への圧力をテコに拉致問題の進展を米国に促す狙いがある。
拉致議連と家族会のメンバーらが共に訪米するのは昨年5月以来。訪米には、救う会幹部も同行する予定だ。ワシントンやニューヨークを訪れ、米国務省幹部や、北朝鮮の人権問題に精力的に取り組んでいる上下両院議員らとの面会を検討している。
救う会関係者は「米政府の実務者や民間研究者らは拉致問題の実情を一定程度理解しているが、米国民は核・ミサイルへの危機感が強く、拉致問題への関心や理解は薄い」とし、今回の訪米の意義を強調する。
また、6月には米国人大学生のオットー・ワームビア氏=当時(22)=が北朝鮮に長期間拘束され、昏睡(こんすい)状態となって帰国直後に死亡する問題も起きた。
関係者は「北朝鮮の人道問題が理解されやすい状況にはある。拉致という主権侵害、人道問題でも米国と意思を共有できれば」としている。
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140065-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140065-n2.html
訪米が実現すれば、今年1月のトランプ米政権発足後、初めてとなる。米政府要人らと面会し、拉致問題解決への協力を要請する。
北朝鮮が米領グアム沖へ弾道ミサイル4発を発射する計画を公表し、核・ミサイル問題で米朝間の緊張が増す中、北朝鮮への圧力をテコに拉致問題の進展を米国に促す狙いがある。
拉致議連と家族会のメンバーらが共に訪米するのは昨年5月以来。訪米には、救う会幹部も同行する予定だ。ワシントンやニューヨークを訪れ、米国務省幹部や、北朝鮮の人権問題に精力的に取り組んでいる上下両院議員らとの面会を検討している。
救う会関係者は「米政府の実務者や民間研究者らは拉致問題の実情を一定程度理解しているが、米国民は核・ミサイルへの危機感が強く、拉致問題への関心や理解は薄い」とし、今回の訪米の意義を強調する。
また、6月には米国人大学生のオットー・ワームビア氏=当時(22)=が北朝鮮に長期間拘束され、昏睡(こんすい)状態となって帰国直後に死亡する問題も起きた。
関係者は「北朝鮮の人道問題が理解されやすい状況にはある。拉致という主権侵害、人道問題でも米国と意思を共有できれば」としている。
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140065-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140065-n2.html